アメリカのトランプ前大統領の銃撃事件を巡り、責任を問われていた大統領警護隊=シークレットサービスのチートル長官が辞任しました。

 トランプ氏の銃撃事件で警備体制に対する批判の声が上がるなか、チートル長官は22日、アメリカ議会でトランプ氏への銃撃を防げなかったことは「過去数十年で最悪の失敗だった」と証言していました。

 AP通信によりますと、チートル長官はシークレットサービスのスタッフに対して「セキュリティ上の過失の全責任は私にある」と、メールを送付したということです。

 バイデン大統領は声明でチートル氏の功績に感謝を示したうえで、銃撃事件について「二度と起きてはならない」と述べ、近く新たな長官を任命する方針を示しました。