アメリカのトランプ前大統領の銃撃事件で、容疑者が事前にケネディ大統領暗殺事件の情報を検索していたことが明らかになりました。

 アメリカメディアによりますと、24日、FBI=アメリカ連邦捜査局のレイ長官はトランプ氏の銃撃事件について議会下院の公聴会で証言しました。

 クルックス容疑者のノートパソコンを分析したところ、事件の1週間前に「オズワルドはケネディからどのくらい離れていたか」と検索していたということです。

 オズワルド容疑者は1963年にケネディ大統領を暗殺した当時、実行犯とされています。

 また、FBIのレイ長官は事件当日、クルックス容疑者が銃撃の2時間前に会場から180メートルほど離れた場所で、およそ11分間、ドローンを飛ばしていたと明らかにしました。

 ドローンからのライブ映像でトランプ氏が話す予定の演説台周辺の状況を確認していたということです。

 FBIはクルックス容疑者は単独犯だと見ています。