11月ごろの再稼働を目指す女川原発2号機について、宮城県と地元自治体が25日に立ち入り調査を行い安全対策工事の状況などを確認しました。
立ち入り調査は県と石巻市、女川町が実施しました。
女川原発2号機は再稼働に向けた安全対策工事を5月に完了していて、今回の調査は工事完了後初めてとなります。
参加した職員は原子炉の冷却機能が失われた際、代わりに冷却水を供給するポンプなど安全対策工事で新たに設けられた設備を確認しました。
再稼働を延期する要因となった敷地内の仮設建築物について、撤去が完了した様子も視察したということです。
宮城県原子力安全対策課長谷部洋課長「仮設ということでちょっと油断があったみたいなところがございますので、その辺は他の自治体も含めしっかり今後の安全対策の一環として対応していただきたいと話が出ました」
東北電力女川原子力発電所阿部正信所長「作業プロセスを1つ1つしっかり対応して、13年ぶりとなる再稼働に全力で取り組んで参りたいと考えています。引き続き分かりやすく丁寧な情報発信に努めて参りたい」
女川原発2号機は、11月ごろの再稼働を目指しています。