アメリカのポンペオ元国務長官らがトランプ氏の対ウクライナ政策についてコラムを寄稿しました。ウクライナ支援を強化し、ロシアのプーチン大統領に戦争での勝利を諦めさせるとしています。

 ポンぺオ元国務長官とトランプ陣営のデビッド・アーバン氏は、25日付けのウォールストリートジャーナルに「トランプ氏のウクライナ平和計画」と題したコラムを寄稿しました。

 「トランプ氏が大統領に再選されたら、ウクライナ支援を打ち切り、領土を諦めさせ、不名誉な和平を押し付けると専門家は主張している」が、「そのような証拠なく、むしろ逆だ」と反論しています。

 ポンペオ氏らは対ロシア制裁を強化し、ウクライナがアメリカ国民の税金を使わずアメリカから必要なだけ武器を購入できるよう、5000億ドルの武器貸与計画を策定すると提案しています。

 さらに、ウクライナに供給する武器の種類や使用法の制限を解除し、プーチン大統領に「ロシアは決して勝てない」という明確なメッセージを送ると主張しています。

 また、ウクライナのNATO加盟をできるだけ速やかに実現し、経済発展を支援するべきだとしています。

 トランプ氏はプーチン大統領にとって都合のよい大統領候補者だという見方が広がっていますが、ポンぺオ氏らのコラムはこうした懸念に反論する内容になっています。