東京・府中市のアパートで女性にわいせつな行為をしようとしてけがをさせたとして38歳の男が逮捕されました。男は自転車を使って自宅から20キロ以上離れた場所まで相手を物色しにきていたということです。

 品川区の会社員・川崎剛容疑者は5月、府中市のアパートの一室に侵入し、寝ていた20代女性にわいせつな行為をしようとしてけがをさせた疑いが持たれています。

 警視庁によりますと、川崎容疑者は女性の部屋がある3階までよじ登り、鍵の掛かっていない窓から侵入しましたが、気付いた女性ともみ合いになり逃走していました。

 川崎容疑者は自転車で自宅から21キロほど離れた現場周辺まで来ていて、周辺を徘徊(はいかい)し、女性を見つけるとアパートまで後を付けていました。

 取り調べに対し川崎容疑者は黙秘しています。

 2人に面識はありませんでしたが、川崎容疑者は仕事で府中市を訪れたことがあり土地勘があったとみられ、警視庁が経緯を詳しく調べています。