フランスの高速鉄道「TGV」の3路線で線路脇の設備が放火された事件で、ダルマナン内相は極左過激派による犯行の可能性が高いとの見解を明らかにしました。

 オリンピック開会式当日の26日、TGVの3路線で線路脇にあるケーブルの束などが切断されたうえ放火される事件があり、オリンピック選手を含む乗客らおよそ80万人に影響が出ました。

 ダルマナン内相は29日、フランスのテレビ番組で「事件の背後にいた可能性のある数人の人物のプロフィールを特定した」と明らかにしました。

 また、犯行には極左過激派の特徴がみられると述べましたが、具体的な内容は明らかにしませんでした。

 フランスメディアによりますと、TGVは29日朝から通常運行に戻ったということです。