日本銀行が政策金利の引き上げを決めたことで、大手銀行で預金金利を上げる動きが広がっています。今後、住宅ローン金利も上昇する可能性があります。

 日銀はこれまで「0から0.1%程度」としてきた政策金利を「0.25%程度」に引き上げました。

 植田総裁は会見で「年内にさらに追加で利上げする可能性もあり得る」「0.5%という壁は特に意識していない」と今後の利上げについての考え方を示しました。

 今回の追加利上げを受け、大手銀行では三菱UFJと三井住友、みずほ、三井住友信託が普通預金の金利をこれまでの5倍となる0.1%に引き上げると発表しました。

 りそなも近く引き上げを発表する方針です。

 また、変動型住宅ローン金利の基準になる短期プライムレートについても各社いずれも9月から引き上げる方針で、変動型の住宅ローン金利が上昇する可能性が出てきました。