31日にイランで殺害されたイスラム組織「ハマス」の最高指導者・ハニヤ氏の葬儀が行われました。

 1日、イランの首都テヘランで行われたハニヤ氏の葬儀にはイランの最高指導者・ハメネイ師も参列し、祈りを捧げました。

 ハニヤ氏の棺(ひつぎ)を乗せたトラックが市内を行進すると大勢の市民が取り囲み、花を手向けるなどしました。

 ハニヤ氏は30日に行われたイランのペゼシュキアン新大統領の就任式に出席するためにテヘランを訪問していて、31日に滞在先の住宅でミサイル攻撃を受けて死亡しました。

 ハニヤ氏の棺は2日に活動の拠点だったカタールへと運ばれ、埋葬される予定です。

 イランは、攻撃はイスラエルによるものとしていて、ハメネイ師は「報復するのが我々の義務だ」と述べています。

 アメリカのニューヨーク・タイムズはイラン政府関係者の話として、ハメネイ師が緊急会合で命令を下したと報じています。

 イスラエル国内の軍事目標に対してドローンやミサイル攻撃を検討しているということです。