最新の全国学力テストで中学生の国語が過去最低となりました。

 小学6年生と中学3年生を対象とした全国学力調査。「国語」と「算数・数学」の2教科で行われたのですが、中学国語の正答率が前年度から11ポイント低下。過去最低となったのです。

 さらに、浮き彫りになったのは「読む力」の低下でした。

 文部科学省は文章を読んで目的に応じて必要な情報に着目して要約する力に課題があるとしています。ただし、出題の意図や難易度が異なるので単純な比較はできないとしています。

 今回は生徒と児童のSNSや動画視聴時間についても調査。

文科省 相原康人学力調査室長 「SNSや動画視聴の時間については中学校で少し増えてきている。こういったゲームや動画視聴などに取られる時間が多いほど正答率が低い」

 また、家庭環境の調査では、家庭にある本の冊数が少ない児童や生徒ほど各教科の正答率が低い傾向がみられるといいます。

X(旧ツイッター)への投稿 「SNSは読解力ないやつばかりだし、YouTubeの字幕は誤字ばかりだし」 「算数だって問題を理解しないと解けない」 「本とか新聞を読む機会がなくなったんだから仕方がない」

 読む経験の減少とSNSや動画視聴が「読む力」低下の原因なのか。そもそも本当に読解力は低下しているのか。