栃木県立足利高校の60歳の男性教師が生徒などから集めた学校の活動費から31万円を着服したとして懲戒免職になりました。

 栃木県教育委員会によりますと、県立足利高校の60歳の男性教師は生徒の交通安全に関する活動などを行う「生徒指導連絡協議会」の会長だった2023年9月、会計担当者に依頼して協議会の会費から20万円を受け取り、一部を自分が所属する別の団体の交通費などに充てていました。

 また、2024年3月には協議会の預金口座から11万円を引き出し、自宅に保管していました。

 今年6月に男性教師に関する不正の情報提供があり、校長が確認したところ、31万円の着服を認めたということです。

 男性教師は全額を返金したということですが、県教委は今月6日付で懲戒免職処分としました。

 「信頼の回復に向け、不祥事の撲滅に取り組んで参りたい」とコメントしています。