キリンホールディングスは、6月から実施しているファンケルへの株式公開買い付けの価格を110円引き上げて2800円にすると発表しました。

 飲料大手のキリンは、化粧品や健康食品を手掛けるファンケルへのTOB(株式公開買い付け)を6月17日から実施しています。

 今月6日、ファンケル株の買い付け価格を1株あたり2690円から2800円に引き上げると発表しました。

 これまで2200億円としていた買い付け総額は2300億円に引き上げられます。

 現在の応募状況などを踏まえ、TOBを成立させるために適切な価格だと説明しています。

 また、今月13日までとしていた期限についても28日まで再延長すると発表しました。

 キリンは主力である酒類事業の将来的な縮小を見据え、健康関連事業の拡大を進めています。