次世代のエネルギー資源「メタンハイドレート」から取り出されたガスが世界で初めて燃料として利用されました。

 エネルギー・金属鉱物資源機構は13日、アメリカ国立エネルギー技術研究所と共同で行っていたアラスカにあるメタンハイドレート層からガスを産出する試験を先月、終了したと発表しました。

 今回、産出されたガスは発電機などの燃料として消費されました。

 メタンハイドレート層から産出されたガスがエネルギー源として使用されたのは世界で初めてのことです。

 メタンハイドレートはメタンと水が結晶化した氷状の物質で「燃える氷」とも呼ばれ、日本の周辺海域の海底にも広く存在していて、次世代のエネルギー資源として期待されています。

 エネルギー・金属鉱物資源機構は今回、取得したデータを解析し、日本の周辺海域で行う産出試験や、その後の商業化に向けた取り組みに生かしていくとしています。