お盆休みの高速道路で車が逆走。突っ込まれ炎上した車には子ども2人が乗っていました。

 高速道路の中央分離帯に乗り上げた状態の車。2台ともフロント部分が潰れ、黒く焼け焦げています。

 事故発生前の15日午前6時半前。高速道路を走行中に突然、追い越し車線から。

目撃者 「なんだ?逆走だ。危ない、逆走してる」 「危ない危ない」

 高速道路で逆走する軽自動車。目撃者の車の横を通り過ぎていきました。

 ドライブレコーダー映像が撮影されたのは、栃木県の東北自動車道下り線の黒磯板室インターチェンジの合流地点を過ぎたあたり。

 このわずか数分後、インターチェンジの2キロ手前で逆走していた軽自動車と乗用車が正面衝突する事故が発生。

 この事故で2台の車は炎上。現場は煙も立ち上っていました。

目撃者(30代) 「旅行に向かっている最中で、高速道路を走っていたら煙が見え始めて、何かなと思ったら車2台が正面衝突して炎上している形。子ども2人が(路肩に敷かれた)シートの上に横たわっている状態で見えた」

 この逆走事故により、それぞれの運転手が死亡。乗用車に乗っていた9歳の男の子と7歳の女の子は爆発する前に脱出しましたが、けがをして搬送されました。

 一体、どういう状況だったのでしょうか。逆走した車を目撃していたという運転手は…。

目撃者 「路肩に止まった車がUターンしてきた、ぐるっと。なんだあれ、Uターンしてきたと思って前見てたら逆走してきた」

 路肩に止まっていた軽自動車が高速道路を急にUターンして追い越し車線での逆走を始めたといいます。

目撃者(30代) 「まさか逆走車が目の前から来るなんて誰も思わないと思うんです。もし来たとしてもすぐに行動、取れないだろうし。それを考えたらすごく怖いなと思った」