ネットによるデリバリーが急速に発達している中国の上海で上空から食事が届く「空飛ぶ出前」が登場しました。

 高層ビルの谷間を抜けてドローンが降りたのは、白い箱のような建物。

 これは配達用ドローンのために設けられた離着陸スペースです。

 デリバリーのランチや飲み物を頼んだ人たちが慣れた手つきで商品を取り出していきます。

 スマートフォン画面のメニューから注文してネット経由で支払いを済ませると、注文してから約20分後に田村カメラマンの手元にピーチ・ウーロンティーが届きました。コップからこぼれることもなく、そのお味は。

田村カメラマン 「冷たくておいしい」

 配達を終えたドローンは、さっそうと空へと飛び立っていきます。

 中国では今年の夏までに上海、シンセンなど大都市の一部エリアで「空飛ぶ出前」がすでに実用化されていて、公園やオフィス街、観光地などの様々なエリアで今後も拡大する通しです。