近年不漁が続く秋の味覚サンマが、19日朝に仙台市中央卸売市場に初入荷し例年より安値で取引されました。

 仙台市中央卸売市場には、北海道で水揚げされたサンマ約20トンが入荷し競りにかけられました。

 入荷量が多かったことから1キロ当たり1300円から2300円と、例年と比べて安値で取り引きされました。

 初入荷は5年ほど前から1トンほどと少ない年が続いていたため、漁業関係者は好調な滑り出しと評価しています。

 仲卸業者「生サンマ待ってました。ここ数年、どうしても不漁だったので、お盆明けとしてはかなりの収量に入荷がありましたので」

 サンマは、小ぶりながらも脂の乗りが良いということです。

 仙台水産本郷淳遠海部次長「例年より10日くらい早く水揚げしております。魚も大きく脂も乗っていますので、是非食べていただきたい」

 宮城県名取市のスーパーには、市場で仕入れたサンマが並びました。

 買い物客「前年は高くて買った記憶が無いないですね。安いなという印象で、身にも張りがあってちょっと大きいのかなと」「刺身も好きですが、孫たちは佃煮にしたサンマが大好きなので買っていこうかなと思って。まだ暑いですけど、秋が来たんだなと思います」