世界最高齢と認定されたスペインの117歳の女性が亡くなりました。アメリカの研究グループは兵庫県に住む116歳の女性が新たに世界最高齢となったと発表しています。

 世界最高齢として「ギネス世界記録」に認定されている、スペイン・カタルーニャに住むマリア・ブラニャスモレラさんが19日、117歳で亡くなりました。

 家族がSNSで20日に明らかにしました。

 スペインメディアなどによりますと、ブラニャスさんは、ライト兄弟が世界初の有人動力飛行に成功した4年後の1907年にアメリカのサンフランシスコで生まれました。

 幼少期にスペインに移住し、2つの世界大戦とスペイン内戦を経験し、20年ほど前から老人ホームで暮らしていました。

 ブラニャスさんは、娘に手伝ってもらいながら旧ツイッターの「X」を利用し、およそ1万8000人のフォロワーと交流していました。

 ブラニャスさんは、眠っている間に家族に見守られながら安らかに亡くなったということです。

 「スーパーセンテナリアン」と呼ばれる110歳以上の人物を調査しているアメリカの研究グループ「ジェロントロジー・リサーチ・グループ」は、ブラニャスさんの死去で兵庫県芦屋市に住む116歳の糸岡富子さんが新たに世界最高齢になったとしています。