宮城県と仙台市が導入を検討している宿泊税について、県議会と市議会でそれぞれ関連条例案が説明されましたが、議員からは否定的な意見が相次ぎました。

 仙台市議会の常任委員会では、市の担当者が条例案について説明しました。
 宿泊税による課税は1泊当たり6000円以上で、教育旅行の宿泊などは免除されます。
 税額は1泊当たり300円で、仙台市の場合は仙台市分が200円、宮城県分が100円で、導入時期は2025年11月を目指すとしています。

 これに対し、市議からは厳しい意見が相次ぎました。
 「何ができるのかビジョンが見えてこない」「福岡は200円で、内訳は福岡市が150円で福岡県が50円、宮城県仙台市は300円、異常に高いとしか考えられない」

 一方、宮城県議会の常任委員会で県議からは評価する声も聞かれた一方で、宿泊税の制度を理解していない県民も多く更に説明が必要といった意見が出されていました。

 宮城県と仙台市は、それぞれ9月議会に関連の条例案を提出する方針です。