北朝鮮による拉致被害者・横田めぐみさんと、めぐみさん一家の写真が並ぶ展覧会が都内で開かれています。母の早紀江さん(88)が会場を訪れ、拉致問題の解決を求めました。

 観光地で撮影された1枚の家族写真。ほほ笑む両親の間で幼いころのめぐみさんと現在は拉致被害者家族会の代表・横田拓也さんら兄弟が並んでいます。

 東京・足立区のショッピングセンター「アリオ西新井」では、めぐみさんが13歳で拉致されるまでの写真や、ゆかりの品など約100点が並ぶ展示会が開かれています。

 展示されている写真は、めぐみさんの帰国を待ちわびながら4年前に亡くなった父・滋さんが撮影したものが中心となっています。

 写真展にはめぐみさんの母親・早紀江さんも訪れ、拉致問題の解決を訴えました。

横田早紀江さん 「政府がやっぱり責任を持って本当に命がけで取り返す。日本人どの皆様方にも起きるかもしれないようなことが放置されているということがとっても私は残念でなりません」

 この写真展は8日まで開かれています。