取締役を務めていた会社から不正に送金した200万円を着服したとして72歳の男が逮捕されました。男はこれまでに1億円以上を横領したとみられています。

 無職の千葉庸治容疑者は2018年、自身が取締役と経理部長を務めていたさいたま市のビルメンテナンスなどを行う会社から不正に送金した200万円を着服した疑いが持たれています。

 警察によりますと、千葉容疑者は自身が管理する別の会社に送金したうえで引き出していたということです。

 さいたま市の会社から去年、千葉容疑者に関する相談があったことで事件が発覚しました。

 千葉容疑者は「競馬で使ってしまった」と容疑を認めています。

 警察は千葉容疑者がこれまでに同様の手口で1億円以上を横領したとみて調べています。