気になる今後の2つの台風ですが、早くも列島に大雨を降らせています。離れていても警戒が必要です。

■早くも関東で大雨

 冠水した道路を走るトラック。思わず言葉が漏れます。

 10日は太平洋側で天気が荒れました。津市。道路には雨がたたき付け、茶色く濁った水が流れ込む場所もあります。

撮影者 「夫が出掛けるのを外に出て見送るんですけど、その時はぽつぽつと降っているくらいで。しばらくしたら、すごい雨の音がしてきたので、ほんとに音でびっくりして。すごい短時間で一気にという感じでした」

 津市を映したカメラ。朝はまだ日が差していましたが、徐々に雲行きが怪しくなってきます。20分ほど経つと、強い雨が降り始めます。

 鳥羽の海にも、伊勢神宮の駐車場にも、激しい雨が降ります。

 三重の紀伊長島では今年一番の非常に強い雨を観測。津市でも道路が冠水するなどの被害が出ました。

 関東でも異様な雲を捉えます。千葉周辺で見えた巨大な雨柱。黒い雲の隣には虹も見えます。その雲の下であろう千葉市。午後3時ごろ、雨が降り始めました。

 千葉市の最高気温は32.4℃。そのためでしょうか、アスファルトの水たまりからは湯気が上がっています。

■「W台風」発生へ 3連休を直撃か

 東海地方の雨をもたらしたのは沖縄付近にある熱帯低気圧です。その熱帯低気圧から湿った空気が流れ込み、三重県には雨雲が掛かり続けました。

 東海地方の雨の原因となったのが沖縄付近にある熱帯低気圧です。日本の南には、もう一つ熱帯低気圧があり、11日にかけ、この2つが相次いで台風となる見込みです。

 日本の南にある熱帯低気圧は今後、発達しながら北上し、週末には沖縄方面に進む予想です。

 週末は3連休と台風の接近が重なるため、旅行の際は交通情報に注意が必要です。