会社が法人契約した生命保険を勝手に解約し、現金3700万円をだまし取ったとして逮捕された広告会社の元社長の男性(47)について、東京地検は9日付で不起訴処分としました。

 インターネット広告会社の元社長の男性は2019年9月、会社が法人契約をしていた生命保険を勝手に解約し、保険会社から払い戻された3700万円をだまし取ったとして逮捕されました。

 警視庁によりますと、男性は当時、会社の社長を解任されていましたが、社印や通帳を持ち出して生命保険を解約したということです。

 男性は「自分が代表取締役だと思っていた」と容疑を否認していました。

 この男性について、東京地検は今月9日付で不起訴処分としました。

 処分の理由は明らかにしていません。