群馬県の老人ホームで87歳の女性が殺害された事件で、女性には素手で殴られたような痕があったことが分かりました。

 9日午前5時ごろ、藤岡市の老人ホームで入居者の新井竹子さん(87)が頭から血を流して倒れているのが見つかり、その後、死亡しました。

 新井さんの頭や上半身には、何者かによって複数回殴られたような痕がありました。

 その後の警察への取材で、新井さんには素手で殴られたような形跡があり、鈍器などの凶器は使われていない可能性が高いことが分かりました。

 施設では、鍵を壊されたり部屋を荒らされたりした様子はなかったということです。

 新井さんは2年ほど前にこの老人ホームに入居しましたが、これまでにトラブルはありませんでした。

 警察は殺人事件として捜査しています。