イギリス王室がSNSに投稿したヘンリー王子の誕生日を祝う画像が以前に投稿されたものと同じだったことが分かりました。王子との確執が伝えられるなか、王室が画像の選択に苦慮したと現地メディアは分析しています。

 イギリス王室は15日、王室を離脱したヘンリー王子の40歳の誕生日を祝うメッセージを王子の画像とともにSNSに投稿しました。

 この画像は、ヘンリー王子が王室を離脱する前の2018年に、妻のメーガン妃とともにアイルランドのスタートアップ企業を訪問した時のもので、翌年、SNSにこの画像が投稿されていました。

 誕生日を祝う王室の投稿は通常、新しい写真や家族とともに写るもの、幼少期のものなど、個人にまつわる様々な写真が使われています。

 タイムズ紙は、最近の写真やメーガン妃と写るものを使えば、ヘンリー王子の活動の宣伝になったり、批判が寄せられたりする可能性があることを考慮したのではないかと分析しています。

 さらに、チャールズ国王や確執が伝えられるウィリアム皇太子夫妻と写るものも使えず、「画像選びは王室の担当部署にとって悪夢だったに違いない」と伝えています。