宮城県産の新米を乗せた貨物列車の第一便が、25日に仙台市を出発しました。猛暑の影響もありましたが、前年よりも品質は良いということです。

 宮城野区の仙台貨物ターミナル駅で行われた初荷式には、JAやJRの関係者ら約50人が出席して新米の安全な輸送を祈願しました。

 出荷されたのは宮城県産米約198トンで、このうち第一便の貨物列車にはひとめぼれ10.8トンが積み込まれ、名古屋市に向けて出発しました。

 JA全農みやぎによりますと、ひとめぼれの一等米の比率は87.8パーセントと前年同時期と比べて3ポイントほど高くなっています。

 猛暑の影響をやや受けながらも、農家の栽培管理の努力により前年よりも品質の良い米が出来上がったということです。

 JA全農みやぎ都築祐一県本部長「非常に香りもあったし粘りもあったし、つやもありましたし非常においしいお米でありました。米不足ということもありましたけれども、新米の収穫を一生懸命やっていますので、是非ご購入いただいて食べていただければなと思います」