宮城県多賀城市で7月、同居する父親を刃物で刺して殺そうとした疑いで逮捕された男性について、仙台地検は不起訴処分としました。

 不起訴処分になったのは、多賀城市の無職の男性(48)です。

 男性は7月、同居する父親(72)の首を刃物で刺し、殺害しようとした疑いで現行犯逮捕されました。

 父親は搬送先の病院で死亡し、警察は容疑を殺人に切り替えて捜査していました。

 仙台地検は男性を鑑定留置して専門家による精神鑑定などを行っていましたが、24日付で不起訴処分としました。

 仙台地検は不起訴処分の理由について「犯行時の精神状態を考慮した」としています。