宮城県内のナマコ漁が1日解禁され、2日朝石巻市の魚市場に初入荷しました。
石巻魚市場では、牡鹿地区の漁港に1日に水揚げされたナマコおよそ20キロが競りにかけられ、1キロ当たり2100円で取引されました。
福島第一原発の処理水放出による中国の禁輸措置の影響で、例年のおよそ半値に落ち込んだ2023年と比べると3割ほど高値ですが、放出前の価格までは回復していません。
中国は9月、日本の水産物の輸入を段階的に再開すると明らかにしていて、市場関係者からは一刻も早い再開を望む声が聞かれました。
石巻魚市場佐々木茂樹社長「すぐに解禁するということにはならないとは思いますけど、日本政府の粘り強い交渉でなんとか早めに解禁して、全面解除っていう方向に持っていっていただければと思っています」
県内のナマコ漁は2025年の3月末まで続きます。