自衛隊などによる大規模な防災訓練の2日目が行われ、孤立地域から住民を救助する流れを確認しました。
大規模防災訓練「みちのくALERT」は、東北全体での災害対応能力を高めようと、71の自治体と53の関係機関が参加して、15日から10日間の日程で始まりました。
16日は、地震で橋などが被災し石巻市内に孤立地域が発生したという想定で行われました。
自衛隊や消防のヘリコプターが、津波避難タワーの屋上から救助者を引き上げ、病院に搬送するまでの流れを確認しました。
また、海上自衛隊の輸送船からエア・クッション型の揚陸艇が上陸し、重機や車両を陸揚げした後、道路のがれき撤去などに当たりました。
陸上自衛隊東北方面総監部防衛部・三本木大士防衛課長「自治体、関係機関、自衛隊がしっかりと連携して次の災害に備える。1人でも多くの命を救うというところに重点を置いていきたいというふうに考えております」