アメリカのサリバン大統領補佐官は、中東ガザ地区の停戦を巡る交渉が今週中にもまとまる可能性があると期待感を示しました。

アメリカ サリバン大統領補佐官 「我々は(ガザの停戦)合意に近付いており、今週中にも実現する可能性がある。約束や予測をしているわけではないが、合意は可能であり、我々はそれに向けて取り組んでいく」

 サリバン氏は13日、ガザ地区の停戦交渉が合意に達するかどうかは「確約できない」としながらも、「重要な局面を迎えている」と指摘しました。

 これまで、イスラエルとイスラム組織「ハマス」との間で隔たりがあったイスラエル軍のガザ地区からの撤退などの課題が「一つずつ解決に向かっている」ということです。

 現在はハマスが拘束する人質解放の流れなどの詳細について、詰めの協議が行われているとしています。

 サリバン氏はまた、「これは党派的な問題ではなくアメリカの国家安全保障の問題だ」とも述べ、トランプ次期政権とも緊密に連携して交渉にあたっていると強調しています。