仙台市の2024年の救急車出動件数が6万5000件を超え、過去最多を更新しました。インフルエンザの流行などが背景にあるということです。

 仙台市消防局によりますと、2024年の仙台市の救急車出動件数は2023年から604件増加し6万5434件と過去最多を更新しました。

 月別では、熱中症の搬送が増えた8月が最も多い6175件となったほか、インフルエンザによる発熱患者が増えたことで12月が6174件と2023年を大きく上回りました。

 搬送者数の増加で搬送先が決まらない救急搬送困難事案は、12月30日からの1週間で213件と過去2番目になり、1月6日からの1週間では236件と過去最も多くなりました。インフルエンザの流行や雪による転倒で救急事案が増えたためとみられています。

 事態を受け仙台市の郡市長は、救急車を呼ぶか迷った際は#7119でつながる救急安心センターの利用を呼び掛けました。

 郡市長「どうすれば良いか迷っているのであれば、♯7119などを活用して救急搬送困難事態を悪化させないような取り組みを是非お願いしたい」