ガザ地区の停戦や人質解放の交渉を巡り、第一段階としてイスラム組織ハマスに捕らえられた人質33人を解放することで合意に近付いているとイスラエルメディアが報じました。
イスラエルのサール外相は13日、ガザ地区を巡る交渉に「進展があった」と明らかにしました。
イスラエルのメディアは情報筋の話として、ハマスとの停戦合意が近付いていて、第一段階としてガザ地区に捕らえられた人質33人が解放されるだろうと伝えています。
33人のうち全員ではないものの、大半は生きているとみられるということです。
イスラエル軍は人質全員が解放されるまではガザ地区から撤退しないとしています。
イスラエルに収監されているパレスチナ人が何人釈放されるかに関しては、人質の生存者数に応じて変わるということです。
イスラエル軍は人質の解放に備えて病院の受け入れ態勢を整えるため、保健省の関係者と協議を始めたとしています。
中東のメディアは、合意は22日まで発効しないと伝えていますが、アメリカでトランプ氏の大統領就任を控え停滞した交渉が進展するか注目されます。