元行員の女が貸金庫から十数億円相当の現金などを盗んだ事件を受けて三菱UFJ銀行が16日午後、半沢淳一頭取の役員報酬を減額するなどの処分を発表しました。

 三菱UFJ銀行によりますと、堀直樹会長と半沢頭取ら3人について報酬の30%を3カ月減額するほか、担当役員2人の報酬も一部減額します。

 三菱UFJ銀行では、練馬支店と玉川支店で支店長代理を務めていた今村由香理容疑者(46)が貸金庫から顧客の金塊合わせて約20キロ、時価総額2億6000万円相当を盗んだとして逮捕されています。

 トップである半沢頭取ら経営陣を処分することで責任を明確にする方針です。