秋葉国家安全保障局長は20日に退任するのを前に取材に応じ、「日米関係は常に高みに引き上げる作業の連続だ」と述べ、トランプ政権誕生後も同盟関係を強化していく重要性を強調しました。

秋葉国家安全保障局長 「やはり日米関係というのは、アメリカでどなたが大統領であれ、同盟関係を一定レベルの信頼度を持って、そしてさらに常に高みに引き上げるという作業の連続でございます」

 秋葉氏はおよそ3年半、外交安全保障の司令塔となる国家安全保障局長を務めました。

 前職の外務事務次官から合わせると、7年にわたり安倍氏、菅氏、岸田氏、石破氏の4人の総理大臣のもとで外交安全保障政策を担ったことになります。

 秋葉氏は、「総理が決断しなければならない部分が多く総理の責任の重大さを痛感した」と述べ、「重要な決断を下す場面に間近で接することができたのは光栄だった」と振り返りました。

 退任がこの時期になったことについては、アメリカを含めG7各国で交渉相手が交代する今が適切だったとの考えを示しました。

 秋葉氏は引き続き内閣特別顧問として「石破政権を側面から支えたい」と述べました。