SNS型の投資詐欺やロマンス詐欺による被害額が急増しています。神奈川県では去年1年間の被害額が前の年に比べて3倍に増え、過去最多を更新しました。
神奈川県警によりますと、県内では去年1年間のSNS型の投資詐欺やロマンス詐欺の被害額は過去最多のおよそ90億3500万円でした。
前の年の被害額は24億円ほどで、約3倍に増加したことになります。
インスタグラムやX(旧ツイッター)などのSNSで「新しい暗号資産だから今なら安く買える」「2人の将来のためにお金を増やそう」などと書き込んで相手を誘い、高額の振り込みをさせて現金をだまし取る手口が多いということです。
男性が一度に約2億4000万円をだまし取られる被害も確認されています。
神奈川県警の和田薫本部長は定例会見で「犯罪の様々な手口を分析し、実態解明を進めていく。適切な捜査をして被害を未然に防止することで、県民に安心感を持ってもらえるような対応をしていきたい」とし、犯罪対策強化を重点目標にすると述べました。