日本維新の会は夏の参議院選挙で「与党の過半数割れを目指す」として、野党候補の一本化に向けた「予備選」の制度案を公表しました。

日本維新の会　岩谷幹事長 「あくまでも与党の過半数割れを目指す、国民の皆さんにとって良い政策が実現されていく環境を参議院選挙を通して作っていきたいということで、今回この野党間予備選を提案させていただきたい」

　予備選は全国に32ある一人区が対象で、制度案では公職選挙法で禁止が定められている「事前運動」や「人気投票の公表」にあたらないよう、候補者の個人名ではなく政党名での世論調査を実施するとしています。

　また、少数政党が不利にならないような計算方法を採用し、多くの政党から賛同を得たい考えで、24日の国会召集日に他の野党に制度案を示す予定です。

　立憲民主党の野田代表は「野党候補を一本化するアイデアとしては一致している。具体的な説明を聞いて対応したい」と述べました。

　国民民主党の古川代表代行は「ちょっとイメージがしにくい。『言うは易し』だが実際にうまくいくだろうか」と話しています。