台湾本土と中国沿岸近くの馬祖列島を結ぶ海底ケーブルが損傷して一時、通信が途切れるトラブルが発生しました。損傷は自然劣化によるものだとみられています。

 22日午前、馬祖列島でインターネットや通信機器が突然、つながらなくなりました。

 台湾のデジタル発展省によりますと、本土と馬祖列島を結ぶ2本の海底ケーブルが切断したということです。

 台湾では近年、中国籍の漁船や貨物船によってケーブルが切断、損傷されたと疑われるケースが増えていますが、今回は不審な船などは確認されておらず、切断は「自然劣化」によるものだと考えられています。

 馬祖列島では現在、バックアップ回線などを用いて最低限のインターネット通信が確保されているということです。