太平洋戦争が終結してから今年で80年となります。いまだに国から一切の補償がされないままとなっている空襲の被害者らが集まり、救済法案の成立を訴えました。

 24日、東京・JR有楽町駅前に集まったのは戦争で家族を亡くすなど被害に遭った人ら約50人です。

 戦争被害を巡っては軍人や、その遺族らには恩給が支払われてきましたが、一般の空襲被害者らにはこれまで補償がされないままとなっています。

空襲で母と弟2人を亡くした河合節子さん(86) 「次の5年、10年後の節目なんて、もう私達は生きていないと思いますから、今年でなければならないと思っています」

 被害者らは空襲で障害を負った人への給付金や国による追悼施設の設置などを盛り込んだ救済法案の成立を訴えています。