起業を目指す東北の大学生が、世界を動かす新たなビジネスモデルのアイデアを発表しました。

 経済産業省の補助金を活用したこのプロジェクトは、東北で学ぶ大学生を発掘育成し起業につなげてもらおうと始まり今回で2回目となります。

 25チームのエントリーがあり、半年かけて顧客ニーズや実現可能性などを精査し、新たなビジネスモデルのアイデアをまとめました。

 26日の報告会では、選考を通過した6チームが人の代わりにインフラを遠隔監視するロボットや3Dプリンターを活用した実験の自動化などを発表しました。

 審査の結果、最優秀賞にはてんかん患者の症状や体質に合わせて最適な薬剤を提案するAIの開発を考えた、東北大学の久保田隆文さんが選ばれました。

 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野博士課程久保田隆文さん「率直としては(受賞して)びっくりしたなというところです。(患者やその家族の)苦しみを少しでも減らせるように、この研究を進めていって東北からアジア、世界へと広がるようにやっていきたい」