桃の節句を前に、宮城県大崎市で江戸時代のひな人形などを集めた展示会が始まりました。

 大崎市岩出山の旧有備館には、約300年前のひな人形など100点余りが展示されています。

 岩出山地域の伊達家家臣中嶋家に伝わるひな人形、享保びなは切れ長の目と少し開いた口が特徴で、当時の人たちの子どものすこやかな成長を願う気持ちを伝えています。

 岩出山公民館大森翔太主事「現代のひな人形と江戸時代のひな人形の違いを是非見比べていただけますと幸いでございます」

 岩出山では、明治時代の大火や水害でひな人形を失った家が多く、現在も残っている人形は貴重ということです。ひな人形展は3月30日まで開催されています。