「牛若丸」「よっさん」「ムッシュ」。選手としても監督しても、そしてその人柄もファンから愛されていました。阪神タイガースを初めて日本一に導いた監督・吉田義男さんが3日、脳梗塞のため亡くなりました。91歳でした。
吉田さんは1952年に阪神に入団。華麗かつ堅実な守備で活躍し「牛若丸」とも呼ばれました。ショートでのベストナイン9回は、今もプロ野球記録として残っています。
球史に残る『バックスクリーン3連発』その時の監督でもありました。この年、阪神を球団初の日本一に導きました。
吉田義男監督(1985年) 「創設以来ですからね。我々誇りとして、それを弾みとして、励みとして頑張っていこうと思う」
90年代にはフランスにわたり、ナショナルチームの監督に就任。
吉田義男監督(1989年) 「野球で生活をしてきて、違う国でこういうことをしている。プロ野球人に1人くらい変わった人間がいてもいい」
去年、開場100周年を迎えた甲子園球場の記念式典では始球式に臨み、元気な姿を見せていました。
突然の訃報に地元関西では…。
「ショックやね。残念やね」 「体が小さいけど、名ショートで良かった」 (Q.テレビで解説も長かったが) 「名解説。野球をよく知っているからね。残念ですね」