銀行詐欺などの罪に問われた水原一平被告に対し、アメリカの連邦地裁は禁錮4年9カ月と、大谷翔平選手へ賠償金およそ26億円の支払いなどを命じる判決を下しました。

　元通訳の水原一平被告は大谷選手の銀行口座から1700万ドル＝およそ26億円をだまし取ったとして、銀行詐欺の罪などで有罪を認めています。

　6日の量刑言い渡しで、裁判官は禁錮4年9カ月、また、だまし取った全額に相当するおよそ26億円を大谷選手に賠償するよう命じました。

　検察側は金の欲望から事件を起こしたとして禁錮4年9カ月を求刑していました。

　弁護側は依存症が原因で十分に反省しているとして、禁錮1年6カ月を主張していました。

　今回の判決の範囲内では、両者は互いに控訴しないと合意しています。

　水原被告はアメリカの刑務所に収監されることになります。