高額な医療費を抑える「高額療養費制度」の見直しを巡って、厚生労働大臣が制度を利用するがん患者らと来週半ばにも面会する意向を示しました。
「高額療養費制度」は、がんや難病などで医療費が高額となる場合、患者の年収などに応じて設けられた負担額の上限を超えた分が後から払い戻される制度で、政府案では上限額を段階的に引き上げるとしています。
これに対し、治療が続けられなくなるなどの懸念が上がっています。
7日午前、福岡資麿厚労大臣は閣議後の会見で、来週半ばにもがん患者の団体から直接話を聞く機会を設けたいとしました。
まずは厚労省の事務方らが7日、面会するということです。
福岡大臣は「高額療養費という大変重要なセーフティーネット機能を将来にわたって堅持するという課題の両方を満たすことができる解を見出すべく引き続き検討を進めたい」としています。