今回、減刑が認められる有罪答弁に早期に合意していたにもかかわらず判決は厳しい内容となりました。背景に何があったのでしょうか。現地から報告です。

 (力石大輔記者報告)  水原被告はこれまでより早い開廷30分ほど前に姿を現しました。そわそわしていて、落ち着いていない様子でした。

 証言台に立って謝罪した際も淡々と話しているのが印象的でした。

 その後、自らの状況、仕事が忙しかった、ストレスフルだったという状況をつづった手紙があるんですが、それについて裁判官から厳しく質問されました。

 特に厳しかったのが、「なぜ大谷選手のプライバシーに関する内容を公にしたのか」という部分で、弁護士は「攻撃する意図はなかった」と弁明したんですけれども、明らかに裁判官の心証は悪そうでした。

 今回は速やかに有罪答弁に合意していたので、判決に大きく影響するとされるレポートでは量刑の目安より短い禁錮4年となっていましたが、今回、真摯な謝罪ではなく、言い訳に近い態度が、手紙やきょうの問い掛けにあったため、量刑を厳しくされたのではないかと思います。

 これから賠償金を払う義務があります。水原被告は刑務所内でも作業を行うことになりそうです。

 刑期を終えた後は、速やかに日本へ強制送還される見込みです。