トランプ大統領との会談に臨む石破総理大臣は、日本時間の7日朝、ワシントンに到着しました。

 (政治部・千々岩森生記者報告)  ワシントンは間もなく夜の10時です。石破総理はホワイトハウスに隣接する宿舎に入って、側近らと、USスチールも含め首脳会談にいかに臨むか、作戦会議を行っています。

 トランプ大統領がUSスチールの経営トップと面会したとのニュースは、石破総理には、ワシントンに到着する前、政府専用機の中で同行している関係者から伝えられたということです。

 官邸や外務省には驚きも広がっています。

 石破総理の同行筋からは「前向きな動きなのか、マイナスの動きなのか分からない」と、やきもきする声が上がっています。

 石破総理は、首脳会談でトランプ大統領に対しUSスチールの買収は雇用を守り、アメリカ経済にもプラスだと説明し、日本の対米投資は5年連続でトップだと強調する方針です。

 トランプ大統領は、USスチールの経営トップとの面会についてこれまでコメントは発表していません。