去年1年間の2人以上世帯の消費支出は月平均で30万243円となり、物価変動の影響を除く実質で前の年と比べて1.1%の減少となり、2年連続のマイナスとなりました。
また家計の消費支出に占める、食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.3%で、1981年以来、43年ぶりの高水準となりました。
野菜や果物などの食品の価格高騰が影響しているとみられます。
一方、先月の2人以上の世帯が消費に使ったお金は35万2633円で、物価の変動を除いた実質で前の年の同じ月と比べて2.7%増加し、5カ月ぶりのプラスとなりました。
住居の設備修繕・維持や自動車の購入など幅広い項目では増加していて、前の年の同じ月と比べて2.7%のプラスで、2年4カ月ぶりの高い数字となりました。
12月に気温が低下したことで冬物衣料の需要が増加したほか、ふるさと納税への寄付金が増加したことが要因の1つです。
食料については前の年の同じ月と比べて1.2%減少するなど節約傾向が続いていて、トマトが31.0%、キャベツが36.2%のマイナスとなりました。