日本時間8日未明、石破総理大臣はトランプ大統領と会談しました。対日貿易赤字の解消を訴えたトランプ氏に対し、アメリカへの投資額を150兆円規模に引き上げる考えを表明しました。

石破総理大臣 「本日、私から対米投資額を1兆ドルといういまだかつてない規模まで引き上げたい。そのために共に取り組みたいということをお伝えをいたしました」

 石破総理は、トヨタやいすゞによる新たな投資計画についても説明したうえで、互いに産業を強化していく認識で一致したと強調しました。

 一方、トランプ大統領は日本との貿易赤字の解消に関税も選択肢になるとの認識を示しました。

トランプ大統領 「慢性的な貿易赤字はわが国の経済を弱体化させるだけでなく、実際にそうなっている。日本との1000億ドルを超える貿易赤字を解消するつもりだ。私たちは非常に迅速に実行するつもりだ」

 そのうえで、アラスカでの天然ガスの開発を日本と共同で行うことに意欲を示しました。

 また両首脳は、中国について南シナ海での挑発的な活動などに強く反対することを確認しました。