女川原子力発電所の重大事故を想定した宮城県の原子力防災訓練が行われました。
訓練には、原発周辺の住民と自治体や関係機関からおよそ430人が参加しました。
石巻市では、空間線量を測定するモニタリングポストが壊れたという想定で、ドローンを使った放射線量の測定訓練があり、孤立した集落に自衛隊のヘリを使って物資を届ける訓練もありました。
また、避難者を受け入れる栗原市では、橋で本土とつながった女川町の離島・出島の住民や、災害時に孤立が懸念される牡鹿半島の住民など32人が車やバスで到着し、スマートフォンを使って受付をしました。
宮城県原子力安全対策課・長谷部洋課長「今回の訓練で浮き彫りになった課題を、今後の避難計画にしっかり反映していきたいと思っています」
住民が参加する大規模な訓練は女川原発2号機の再稼働後では初めてです。