石破総理大臣がアメリカのトランプ大統領との会談で、日本製鉄によるUSスチール買収計画の修正案を伝えていたことが明らかになりました。

 政府関係者によりますと、石破総理は7日に行われた日米首脳会談で、日本製鉄によるUSスチール買収計画の修正について概要をトランプ大統領に伝えたということです。

 詳細は明らかにされていませんが、石破総理はテレビ番組などで「単なる買収ではない。投資を行い、アメリカの企業であり続ける」と説明しています。

 また、政府関係者は「日本製鉄が買収よりさらに資金を出すことで、トランプ大統領も納得した」という認識を示しています。

 一方、国会では「年収の壁」や「教育無償化」など、2025年度予算案を巡る与野党協議が山場を迎えます。

自民党 小野寺政調会長 「各党一つひとつ、それぞれお考えがありますので、これからも丁寧に聞いていきたい。まとめられるところはまとめていくように努力していきたい」

 小野寺政調会長から報告を受けた石破総理は「しっかりとした政策をまとめてほしい」と指示しました。