7日の日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は3万8787円でした。

マネックス証券 チーフストラテジスト 広木隆氏 「今週は、改めてアメリカの金融政策の行方に市場の目が注がれると思います。FRBのパウエル議長は今週も、上院・下院で議会証言があります。そこでどんな話がパウエル議長から出てくるか」

 日本株に悪影響が出るのは、パウエル議長が「利下げの停止」に言及しなかった場合です。

広木氏 「今ちょうど綱引きの格好になったわけです。アメリカで、もし金利をキープすると、『今の金利を維持します』という方向のことを言わない限り、日銀の利上げ観測だけがクローズアップされ、バランスとしては円高方向へ動いてしまう。それは日本株の悪材料・下げ材料・売り材料になります」

 8日の日米首脳会談が、市場に与える影響については。

広木氏 「とりあえず成功だったという見方が多数を占めているのではないかと思います。週明けの東京市場への影響はほぼない」

 日本に対する関税政策について、具体的な言及はありませんでしたが、注目されているのが、トランプ氏からの「貿易赤字」解消の要求です。

(「グッド!モーニング」2025年2月10日放送分より)