長野県内のガソリンスタンドが加盟する団体が店頭表示価格を事前に調整していた疑いがあるとして、公正取引委員会が立ち入り検査に入ったことが分かりました。

 関係者によりますと、独占禁止法違反の疑いで立ち入り検査を受けたのは、長野県石油商業組合です。

 加盟する事業者のうち、長野市を中心とする北信支部が関与し、店頭価格をそろえるため、値上げ幅や値下げ幅を事前調整していた疑いがあります。

 公正取引委員会が18日、関係者への事情聴取を開始したということです。

 長野県のガソリン価格は今月10日時点で1リットルあたり191.8円で、全国3番目に高い水準です。