同性婚を認めないのは憲法に違反するとして家事審判を申し立てた仙台市の同性カップルの男性が、申し立てから1年を迎えました。
小浜耕治さん「なかなか1年の間何をしたという手応えがなかなかつかめない」
仙台市太白区に住む小浜耕治さん(62)とパートナーの男性は2024年2月、仙台市に婚姻届を提出しましたが、市は「男性同士の婚姻届は不適法」として受理しませんでした。
これに対し、小浜さんたちは婚姻届を受理しないのは憲法で定める婚姻の自由を侵害するとして、家事審判を仙台家裁に申し立てました。
審判は現在も続いていて、小浜さんは今後直接裁判官に意見を述べるための手続きなどを進める予定です。
小浜耕治さん「当たり前に結婚という選択肢があって、結婚して安心できる生活をするというところが実現するよう頑張りたいと思います」
全国では、同性婚をめぐり国に賠償を求める訴訟が5カ所で起こされていて、東京など3つの高裁では違憲の判断が示されています。